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HN:
風峰 N 颯斗
年齢:
34
性別:
男性
誕生日:
1990/01/13
職業:
求職中
趣味:
文芸創作
自己紹介:
七河恭介です よろしくw
趣味は主に文芸創作ですw
以前よりかは明るくなりましたw
頭痛持ちです
最近は頭痛が酷くなって来ました
アニソン大好きです
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<私立竜泉高校 蝶舞う花園(屋上の一角)>
夏姫「あの栞...まだ持ってるよ♡大切に使ってるよ♡」

瑞哉「そりゃ嬉しいな♡また作ってやんよっ!」

夏姫「ホント?♡」

瑞哉「おうっ!」

夏姫「嬉しいっ♡」

春日「んじゃ龍垣ありがたく百合の花を貰ってくぞ?」

瑞哉「レイモンドなら言ってくれたらいつでも提供するゼ!」

春日「じゃあな!サボりも程々にな?」

瑞哉「って言って辞める俺らじゃねぇって知ってるんだろ?」

春日「まぁな...一応教諭として言っておいただけだ」

瑞哉「一応分かったって言っておくぜ」

春日「また此処には来させて貰うからな?」

瑞哉「おう!レイモンド戻らなくて大丈夫なのか?」

春日「そろそろ戻っておいた方が良さそうだな...体育で怪我してるヤツが居るかも知れん」

瑞哉「養護教諭も大変だな?」

春日「まぁな...龍垣も足には気をつけろよ?」

瑞哉「サンキュー!レイモンドも体調には気をつけろよなw」

春日「おう!」

...レイモンドは屋上から去って行く...

瑞哉「此処では押し花栞作れそうにねぇな...」

夏姫「さっき言ってたコト?」

瑞哉「まぁな...」

夏姫「それ以外にも...別のコトがあるんでしょ?」

瑞哉「分かるのか?」

夏姫「あなたの顔を見てれば...なんとなくだけどね...」

瑞哉「そんなに思いつめた顔してたか?」

颯人「そりゃもう...」

澪梧「見た事も無い様な...」

羅武「譬えるなら狂った獣の様な...」

夏姫「ううん...冷酷で冷徹な...鬼の様な形相だったわ...私があの時見た...」

颯人「あの時っていつだよ...」

夏姫「あたしが...小学生の時にいじめられて...そのいじめた子達を睨んだ...」

瑞哉「そういや...その時も...今の...いや...今以上の...」

颯人「自分で分かってたのか?」

瑞哉「あぁ...顔の筋肉が痛くなる様な形相になる時を感じるんだよ...」

夏姫「でも...どうして?あの時は...」

瑞哉「あぁ...あの時は...先頭切っていじめてたヤツのアレを潰したしな...」

颯人「うひゃーw案外やっべぇコトやってんじゃねぇか!」

羅武「どうりで...お前からは血の臭いが漂ってたんだな...」

澪梧「おいおい...そんなやべぇヤツと組んでたのか?俺ら」

瑞哉「そんなにやべぇのか?アレ潰すコトって...」

颯人「ったりめぇーだろ!!男じゃなくなるんだぞ?」

澪梧「何も考えなかったのかよ?」

羅武「なんでそんなに平然としてられんだよ...」

瑞哉「さぁな...キレたらスンごい形相になるって親とかに言われたな...」

澪梧「絆にキレた時もスンごい形相だったモンな...」

瑞哉「そうだったっけ?wそんなに顔の筋肉痛くなかったけどな」

夏姫「五十六君にキレた時は...あの時よりは柔らかい表情だったよ?」

瑞哉「確かに...あの時よりは顔の筋肉痛くなかったなぁ...足は痛かったけどw」

夏姫「気をつけなきゃダメよ?♡」

瑞哉「わぁったってw」

羅武「そろそろ腹減って来たんだが...」

颯人「同じく...」

澪梧「俺も...」

瑞哉「んじゃ...夏姫!そろそろ昼飯にしようぜ?俺も腹ペッコペコだよ...」

夏姫「はいはい...それじゃお弁当にしましょ?」

瑞哉「o┓⌒┗o⌒o┓ ヒャッホーゥ♥」

颯人「ハシャぐなハシャぐなww」

羅武「また足痛めるぞ?」

澪梧「余計に治療費掛かったらおもんないぞー」

瑞哉「ヒャッヒャw澪梧は金の話ばっかで面白いヤツだなぁww」

澪梧「ん?俺なんか面白いコト言ったか?」

夏姫「早く食べましょ?」

瑞哉「そうだな」

...夏姫が3段重ねの重箱を出す...

瑞哉「わぁお!」

夏姫「ビックリするのは早いわ♡」

瑞哉「えっ?」

...夏姫が重箱を開けて1段ずつ置いていく...

瑞哉「ヒャー...朝大変だったろ?ありがとな♡(^3^)Chu!♥」

夏姫「(////ω////)エヘッ♪瑞哉好きぃ♡」

瑞哉「ヘヘッwありがとな♡俺も好きだよ♡」

颯人「イチャついてないで早く食べようぜ?」

澪梧「そそw」

羅武「腹減った...」

瑞哉「だなw食うかww」

...瑞哉が夏姫の弁当を食べ始める...

夏姫「どう?美味しい?」

瑞哉「・・・・・・・・・・・うんめぇーーーーーーーーーーー♡もう最高♡」

夏姫「良かったぁ♡」

瑞哉「夏姫の弁当が不味かったコトなんて一度も無いから気にスンなよ♡」

夏姫「(////ω////)エヘッ♪瑞哉ありがと♡」

 

 

 


夏姫の弁当がどれだけ美味いかは...あなたの想像次第!?

次回、瑞哉が絆を仲間から外す事に?!

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<私立竜泉高校 1年3組教室>
瑞哉「チャッピー...」

山橋「どうした?龍垣...質問か?」

瑞哉「今...何時間目だ?」

山橋「1時間目だが...それがどうかしたか?」

瑞哉「まだ1時間目かよ...ったく...早く昼飯の時間になんねぇかなぁ...」

夏姫「瑞哉...我慢」

瑞哉「久々に授業抜け出そうかねぇ...」

羅武「おっ!良いジャン!!俺は賛同するぜww」

颯人「良いねぇ...スルリとサペスンスってぇの?懐かしいなww」

澪梧「確かにwwなかなか面白そうジャン!!」

絆「俺は嫌だね...アホくさい...わざわざ授業抜け出して何の利益がある訳?」

羅武「んまぁ...絆は放っておいて...」

颯人「4人じゃあ中途半端だし...」

澪梧「かと言って絆をそれだけの為に説得スンのも...」

瑞哉「夏姫!お前も来い!!俺の秘密の場所...教えてやる!」

夏姫「えっ?私?...良いの?」

瑞哉「良いの②!んじゃチャッピー」

山橋「おう!他の先生に見つからない様にな!!」

颯人「さっすがチャッピー!」

羅武「理解があって嬉しいねぇ!!」

澪梧「有り難いってモンだぜw」

夏姫「先生...ゴメンなさい...」

山橋「なぁに...ソイツらの担任になった時から半分諦めてたさww」

瑞哉「夏姫!行こうゼ?...ってか肩かしてくんねぇと歩き辛い...」

夏姫「今行くぅ♡じゃあ先生!また後で!!」

山橋「何なら弁当も持って行け!!」

羅武「マジで!?さっすがチャッピー!!」

颯人「恩に着るゼ!」

澪梧「チャッピー優しいねぇ!」

山橋「早く行かないと巡回の先生が...」

瑞哉「この足で早く行けって?結構無茶な注文だねぇww」

颯人「夏姫ちゃん!俺らも手伝うよ!!」

羅武「そそw俺らの大将がこんな状態なら尚更なw」

澪梧「瑞哉w治ったら担ぎ代請求すっからなww」

瑞哉「澪梧は相変わらずだなぁww」

夏姫「皆...ありがとう!」

...夏姫の顔に笑顔が戻る...

瑞哉「ヤッパ夏姫は笑顔が一番だゼ!」

夏姫「心配掛けてゴメンね?瑞哉」

瑞哉「俺の方こそ...心配掛けたな...」

羅武「大将!そういうのは...秘密の場所とやらに着いてからにしては?」

瑞哉「ヒャッヒャwそうだなww夏姫!ビックリして抱き着くなよ?♡」

夏姫「えっ?う...うんっ♡」

...瑞哉が担がれてから3分後...

<私立竜泉高校 蝶舞う花園(屋上の一角)>
夏姫「わぁ...すっごぉい♡」

瑞哉「此処が...俺の...秘密の場所だ」

羅武「おいおい...此処...お前の私有地かぁ?」

瑞哉「この場所...だけな」

颯人「ヒャーw凄いなぁ...」

澪梧「確かに...」

夏姫「瑞哉...だぁいすきっ♡」

...夏姫が瑞哉に抱き着く...

瑞哉「わわっ...」

...瑞哉が尻餅をつく...

颯人「瑞哉!!」

羅武「瑞哉ッ!!」

澪梧「お...おい!!足...大丈夫か?」

瑞哉「なぁに...夏姫の抱き着きには慣れてるから平気さっ!!」

夏姫「瑞哉ゴメンね...嬉しくってつい...」

瑞哉「平気だって!痛くなったら保健室まで運んでくれりゃ後は...」

??「後は...俺が何とかしてくれる...ってか?」

瑞哉「レイモンド!何で此処に?」

春日「あー...月影だったか?俺は春日霊夜(かすがれいや)だ!」

夏姫「春日先生...えと...調子が悪くなった時は瑞哉共々お願いしますね?」

春日「んまぁ...通称レイモンド...だ」

夏姫「はぁ...」

春日「龍垣!お前...こんな可愛い彼女居るにも関わらず...」

瑞哉「何だよ...」

春日「今まで放課後で俺と夢について語り合うとは何事だ!」

瑞哉「夏姫が転校して来るまでは...だろ?」

春日「お前...たまには彼女を迎えに行くとかそんな事しないのか?」

瑞哉「それと...レイモンド...」

春日「何だ?」

瑞哉「俺がレイモンドと夢について語り合ったのは昼休みだ!!」

春日「そうだったか?」

瑞哉「そうだよ!!放課後は何の迷いも無く夏姫を前の学校まで迎えに行ってたっての...」

夏姫「確かに私が前の学校に通ってた時は...友達に羨ましがられましたけど...」

春日「ほぉ...どういう風に?」

夏姫「えと...カッコ良い彼氏が居るのに一緒に登校出来なくて寂しくないのかとか...」

春日「他には?」

夏姫「えと...私もあんな彼氏が欲しいとか...」

春日「コイツ...見た目より血の気多いのにねぇ...」

瑞哉「放っとけ!レイモンド!!」

春日「他には?」

夏姫「アンタの彼氏って何処でアイドルしてんの?とか...」

颯人「あーっはっはっは!!瑞哉がアイドル?有り得ねぇwwwwwww」

...ガンッ!という鈍い音がする...

瑞哉「っるせぇ!!喧嘩とかこんな口調出さなけりゃ俺も男前なんだよw」

夏姫「瑞哉は何してても男前だよっ♡」

瑞哉「...ありがと...」

春日「お前が照れるなんてな...」

瑞哉「俺だって人間なんだから照れる事だってあるっての!!」

春日「まぁ...一般人より血の気多いけどなww」

颯人「いてぇじゃねぇか!瑞哉ッ!!」

瑞哉「わりぃ②」

羅武「レイモンド...どうして此処に?」

春日「おっと...用件忘れる所だった...」

澪梧「ちょwwwレイモンドもうやべぇんじゃね?」

春日「何か言ったかぁ?山路」

澪梧「べっつに~」

春日「まぁ良い...此処に咲いてる百合を分けて貰いたくてな...」

瑞哉「んだよ...みずくせぇなぁ...」

春日「何故だ?」

瑞哉「此処に入れんのは俺が心の底から信頼してるヤツと一番大切な人だけだっての」

春日「って事は?」

瑞哉「俺はレイモンドの事信用してるし...それに...」

春日「それに何だ?」

瑞哉「森林伐採とか嫌いなんだろ?植物傷つける人間は此処には入れない様になってっからさ...」

春日「それでか...んじゃ遠慮なく分けて貰いたい花を貰ってくぞ?」

瑞哉「ちょい待ち...引っこ抜くのは辞めてくれ...花や土が傷む...」

春日「じゃあどうすれば...」

瑞哉「鋏で切るのも無しな!それこそ植物傷つけたって事で此処に一生入れないから」

夏姫「どうすれば良いの?」

...瑞哉がスコップを取り出して百合と土を丁寧に植木鉢に移し変えている...

春日「器用なモンだな...」

瑞哉「ガーデニングも趣味の一環としてやっててねww」

春日「成る程な...それでか...」

瑞哉「最初は夏姫に好かれたい一身でやってたんだけどね...」

夏姫「そうなの?」

瑞哉「幼稚園の時かな?まだ夏姫が俺の事好きじゃなかった時あったっしょ?」

夏姫「うん...」

瑞哉「夏姫が何好きか考えた時...そういや...よく花壇に居たなぁって...」

夏姫「それで?」

瑞哉「まぁそれがガーデニングのキッカケかな...無我夢中で覚えたよ」

夏姫「覚えたって?」

瑞哉「ガーデニングの事だよ」

夏姫「そういえば...幼稚園のお誕生日会の時に花の本と可愛い花の栞くれたの...瑞哉だったっけ...」

瑞哉「憶えててくれたのか」

夏姫「あの出来事が瑞哉を好きになるキッカケをくれたんだもの♡」

瑞哉「そっか...何か嬉しいな!!」

夏姫「あの栞...まだ持ってるよ♡大切に大切に使ってるよ♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業を抜け出すなんて真似...皆はスンなよ!絶対だぞ?

次回、瑞哉が夏姫の為に2枚目の栞を!?

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<結城国立病院 瑞哉の病室>
瑞哉「夏姫...俺が怪我してから毎日来てくれてるけど...宿題とか大丈夫なのか?」

夏姫「瑞哉が怪我したのは半分...私の所為でもあるし...」

瑞哉「夏姫は何も悪くねぇって!!俺が無鉄砲過ぎたから夏姫にまで迷惑を...」

夏姫「迷惑なんかじゃない!!」

瑞哉「夏姫...」

夏姫「迷惑なんかじゃ無いよ?瑞哉が居てくれるから私は...」

瑞哉「わりぃ...又悲しませる様なコト言っちまったな...」

夏姫「今日から又一緒に登校出来るんだもん!!逆に嬉しいのよ?」

瑞哉「もう...俺の足治ったのか?」

夏姫「でも...」

瑞哉「でも?」

夏姫「まだ...運動はダメだって言ってたよ?」

瑞哉「チッ!体育で夏姫に良い所見せられないのは残念だゼ...」

夏姫「瑞哉...まだ立ち辛いでしょ?私の肩で良かったら...使って?」

瑞哉「わりぃな...いつも」

夏姫「それは言わない約束だったじゃない!!」

瑞哉「そうだっけ?まぁ気にスンなよw」

夏姫「着替え...手伝おうか?」

瑞哉「良いのか?」

夏姫「遠慮しないでよ...それとも私じゃ...不安?」

瑞哉「そんな事ねぇよ!!すっげぇ助かる」

夏姫「良かった...それじゃ先にシャツから着る?」

瑞哉「お...おう!!」

...夏姫が瑞哉の着替えを手伝っている...

...と同時にノックの音がする...

...コンコン...

緋色「龍垣さん!入りますよ?」

瑞哉「先生か?...どうぞ...」

緋色「失礼するわね...って着替え中だった様ね...」

瑞哉「どうしたんだ?先生」

緋色「夏姫さんから聞いてると思うけど...運動は控えて下さい」

瑞哉「さっき夏姫から聞きましたけど...」

緋色「もう一つ注意事項があるの...」

瑞哉「まだあんのか?先生...食事制限とかか?」

緋色「脂の多い物や塩分の強い物...それから...」

瑞哉「それから?」

緋色「辛い物は当分控えて下さいね?」

瑞哉「辛い物食えないとか地獄に近いゼ...」

夏姫「瑞哉...我慢して...私が瑞哉に喜んで貰える様な...お弁当作って来たから♡」

瑞哉「それは嬉しいゼ...夏姫が作ってくれるモンなら何でも美味いからなっ♡」

夏姫「瑞哉にそう言って貰えると毎日作る甲斐があるわ♡」

瑞哉「そうかい?w」

夏姫「うんっ♡」

緋色「早くしないと遅刻するんじゃないの?2人共...」

瑞哉「マジで?もうそんな時間?」

夏姫「うん...そんな時間」

瑞哉「走りたいけど...走れないのがイライラする...」

夏姫「瑞哉...我慢してっ?ねっ?♡」

瑞哉「分かった...夏姫には...いつも支えて貰って感謝しても仕切れないゼ...」

夏姫「てへっ♡瑞哉にそう言って貰えると嬉しいな♡」

瑞哉「夏姫...」

夏姫「何?瑞哉」

瑞哉「肩...かしてくれ...」

夏姫「えっ?ゴメンね...瑞哉...気付かなくて...」

瑞哉「俺の方こそ...ゴメン...今月の...生活費が...」

夏姫「生活費の事は今は良いから...」

瑞哉「でも...」

夏姫「良いから学校行こっ?♡」

瑞哉「おうっ!♡」

夏姫「じゃあ...緋色さん行って来ます!」

瑞哉「.......行って来ます......」

緋色「行ってらっしゃい^^」

<結城国立病院 玄関>
ナース一同「行ってらっしゃい^^」

瑞&夏「行って来ます!」

...病院を出て30分後...
<私立竜泉高校前>
瑞哉「この足で30分も歩くのは...辛いモンがある...」

夏姫「瑞哉...治るまで我慢して?ねっ?♡」

瑞哉「分かった...わりぃな...わがまま言って...」

夏姫「気にしないで?『みっくん』♡」

瑞哉「Σ(・ω・`)!!」

夏姫「何驚いてるの?瑞哉♡」

瑞哉「ぃぁ...『みっくん』なんて言われたの久々だったから...」

夏姫「前の呼び方の方が良い?」

瑞哉「夏姫が呼んでくれるなら...何でも...」

夏姫「瑞哉早く教室行こっ?♡」

瑞哉「おう!」

<私立竜泉高校 下駄箱前>
瑞哉「...この足で...しゃがむのは...辛い...」

夏姫「瑞哉...靴脱いで?」

瑞哉「ありがとな...夏姫...」

夏姫「瑞哉の為だもん...上靴出したよ?」

瑞哉「ありがと...」

夏姫「下駄箱に革靴入れておくね?♡」

瑞哉「おう!」

夏姫「階段...大丈夫?」

瑞哉「夏姫が支えてくれるから...大丈夫...」

<私立竜泉高校 BF上り階段>
瑞哉「何階...だったっけ?」

夏姫「2階だよ?」

瑞哉「足怪我してない時はそれ程長く感じなかったけど...こんなに長く感じるモンなんだな...」

夏姫「瑞哉...変な汗掻いてるけど...大丈夫?」

瑞哉「大丈夫...」

夏姫「無理しないでね?」

瑞哉「分かってる...キツかったら言うから...」

山橋「龍垣に月影か...早く行かないと...って龍垣!!足大丈夫か?」

瑞哉「へっ?あぁ...チャッピーじゃねぇか...階段が辛いだけだ...」

夏姫「なんでこの先生がチャッピーなの?」

瑞哉「渾名だよ...本当は山橋蛎(やまはしれい)先生...俺らの担任だ」

山橋「龍垣...辛いなら...私も肩をかすが...」

瑞哉「チャッピーも肩かしてくれんのかい?有り難いねぇ...」

山橋「月影...教室まで行けばお前だけでも大丈夫だろう?」

夏姫「はいっ!瑞哉とは席が隣同士なんで...」

山橋「じゃあ...急ごうか!」

夏姫「はいっ!」

...階段を上ってから3分程度歩いて...

<私立竜泉高校 1年3組教室>
山橋「席に着けー!」

瑞哉「この学校...階段多いな...」

颯人「おいおい...瑞哉...大丈夫か?」

羅武「結構酷いみたいだな...」

絆「どうしたんだよ?その怪我...」

澪梧「顔青いけど...大丈夫か?」

夏姫「皆一遍に瑞哉に話しかけられても瑞哉が答え辛いじゃない...」

絆「どうして月影が返答すんの?俺ら瑞哉に話しかけてんだけd・・・」

...絆が壁に吹き飛ぶ...

羅武「瑞哉...お前...」

瑞哉「絆...夏姫に謝れ!!」

絆「でもよぉ...」

瑞哉「良いから謝れ!!これ以上俺を怒らせたら...壁に吹き飛ぶくらいじゃ済まねぇぞ?」

絆「悪かったな...月影...」

夏姫「ううん...気にしないで...」

瑞哉「っつぅ!!」

夏姫「瑞哉?もしかしてあなた...」

瑞哉「安静にしてろって言われた方の足使っちまった...」

夏姫「咄嗟の時は利き足が出るんだったよね?」

瑞哉「俺の癖...分かってんのね...」

夏姫「何年あなたと一緒に居ると思ってるの?」

瑞哉「16年半だっけ?」

夏姫「16年半も一緒に居たら癖くらいすぐに...」

瑞哉「ははっ!だよなっ!」

夏姫「都合が悪くなったらすぐに笑って誤魔化す所も変わってないわね...」

瑞哉「よく憶えてらっしゃる...」

夏姫「ずっと一緒に居たでしょ?」

瑞哉「俺が引っ越すまでは...この16年半...離れてたのは...」

夏姫「1日だけ...」

瑞哉「そういや...俺が引っ越してすぐに夏姫も...」

夏姫「ずっと瑞哉の傍に居たいってパパに頼んだのよ?」

瑞哉「あの親父さんなら...分かる気がする...」

山橋「とりあえず席に着いてくれ...」

瑞哉「ぃぁ...座り辛いんだよ...チャッピー...」

山橋「...月影...」

夏姫「はいっ!」

山橋「手伝ってやってくれ...」

夏姫「分かりました!瑞哉...大丈夫?」

瑞哉「ちょっち...キツいかな?」

夏姫「少しの間...我慢してね?」

瑞哉「?...分かった」

夏姫「...............」

瑞哉「夏姫?」

夏姫「(私の膝の感触くらい瑞哉の椅子を柔らかくすれば...)」

瑞哉「ん?...座り易くなった...夏姫...何したんだ?」

夏姫「瑞哉が楽になれる様に...椅子の感触を変えたのっ♡」

瑞哉「夏姫の膝の感触...がする...」

夏姫「瑞哉が好きな私の膝だよぉ♡」

瑞哉「夏姫の膝枕は最高だからな...」

夏姫「てへっ♡」

瑞哉「退屈な授業早く終わってくんねぇかなぁ...」

夏姫「どうして?」

瑞哉「夏姫の弁当が早く食べたいから♡」

夏姫「お昼まで楽しみに待っててね♡」

瑞哉「おうっ!♡」






















久々の更新で感覚が戻ってないかも!?

次回、瑞哉と夏姫が授業を抜け出す?!

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<瑞哉の家 瑞哉の部屋の前>
美優「夏姫さん..兄の事...お願いします」

夏姫「任せて!!美優ちゃん..瑞哉君に買い物頼まれてるんでしょ?行かなくても大丈夫?」

美優「あっ!!忘れる所でした..兄の事...お願いしますね?」

夏姫「うん♪」

...美優が買い物に出て行く...

夏姫「みっくん...部屋に...入れてくれる?」

瑞哉「分かった...ちょっと待って...」

夏姫「うん♪」

...瑞哉が部屋の鍵を開けて椅子を退ける...

瑞哉「...入って...」

夏姫「良いの?」

瑞哉「うん...」

...夏姫が瑞哉の部屋の扉を開ける...

<瑞哉の家 瑞哉の部屋>
夏姫「みっくん...」

瑞哉「...何?」

夏姫「今日のは...ちょっとやり過ぎだと思うわ!!」

瑞哉「ゴメン...でも!!」

夏姫「何があったの?」

瑞哉「アイツは...アイツは!!」

夏姫「言ってくれないと私も分からないよ?」

瑞哉「アイツは...なっちゃんを...物扱いした!!」

夏姫「えっ?それで...あんな事を?」

瑞哉「俺が人誅を下してやっただけ...」

夏姫「私の...為に?」

瑞哉「なっちゃん...」

夏姫「何?」

瑞哉「...良かったら...」

夏姫「ん?」

瑞哉「俺と...将来...結婚して欲しい」

夏姫「初めて逢った時から...私は...みっくんの妻だもん!!」

瑞哉「じゃあ...」

夏姫「私を...お嫁にして下さい!!」

瑞哉「親父のお蔭で...なっちゃんと知り合えたんだから...」

夏姫「私もおじ様には感謝してる..もちろん...家の親にもねっ♡」

瑞哉「ありがとう...俺みたいな乱暴者に...」

夏姫「大丈夫だよっ♪みっくんは悪くないんでしょ?」

瑞哉「えっ?」

夏姫「分かってるよ♡みっくんは私に嘘ついた事...無いから...」

瑞哉「なっちゃん...ありがとう!」

夏姫「お礼を言うのは私の方...ありがとっ♡みっくん」

瑞哉「えっ?」

夏姫「私を...お嫁に貰ってくれて...」

瑞哉「初めて逢った時から...なっちゃんに決めてたから...」

夏姫「もう...みっくん大好きっ♡」

瑞哉「俺も...なっちゃん大好きっ♡」

<瑞哉の家 玄関>
美優「お兄ちゃ~ん!夏姫さ~ん!ただいまぁ~!!」

...瑞哉と夏姫が下りて来る...

瑞哉「美優!喜べ!!」

夏姫「みっくん...その前に言う事は?」

瑞哉「お...おかえり」

夏姫「美優ちゃんおかえり~♪」

美優「お兄ちゃん...何を喜べば良いの?」

瑞哉「そ...それはだな...」

夏姫「私...今日から此処で美優ちゃん達と一緒に暮らすの!!」

美優「でも...夏姫さんのお父さん達は?」

夏姫「パパ達は私と瑞哉君の関係知ってるのよ?」

美優「えっ?」

瑞哉「親父め...死ぬ前に俺と夏姫ちゃんが許婚だって美優に話さなかったのかよ...」

美優「パパは何で話してくれなかったんだろ...」

夏姫「決まった事にハシャぎ過ぎて忘れちゃってたんじゃないかな?」

瑞哉「確かに...あの親父ハシャぐの大好きだったからなぁ...」

...瑞哉の回想終わる...

<結城国立病院 瑞哉の病室>
瑞哉「確かあの時からだよな?一緒に住み始めたの...」

夏姫「うんっ♪美優元気かなぁ...」

瑞哉「相変わらず...恋人も居ないみたいだゼ?」

夏姫「えっ?そうなの?」

瑞哉「俺みたいなのがタイプなんだとさww」

夏姫「瑞哉みたいな人間は居そうで居ないモンね?」

瑞哉「みたいだなw」

夏姫「瑞哉...痛みは治まった?」

瑞哉「まだ少し痛いけどな...」

夏姫「だいぶ痛み...治まったね」

瑞哉「痛い事に変わりは無いけどねw」

...緋色が病室に入って来る...

夏姫「看護士さん!!」

瑞哉「わりぃ...看護士さん...」

緋色「大丈夫なの?」

夏姫「本人は少し痛いって言ってますけど...私には耐えてる様にしか...」

瑞哉「何言ってんだよ...夏姫...俺なら大丈夫...」

夏姫「瑞哉!無理しなくても良いんだよ?私には弱い所...見せてよ...」

瑞哉「わりぃ...夏姫...いつも強がってばかりだけどよ...」

夏姫「うん...」

瑞哉「ホントは...怖いんだ...治らないと思うとよ...」

夏姫「うん...」

瑞哉「自分が自分で居られなくなるんだ...」

緋色「強がってばかりじゃ疲れるわよ?」

瑞哉「看護士さん...俺...治るのか?」

緋色「治るわよ!!後3時間ほどすれば...ね」

夏姫「今...何時なんですか?」

緋色「今?えぇっと...午後9時ね...」

夏姫「じゃあ...」

緋色「明日丁度には治るわね...」

瑞哉「看護士さん...お願いします...」

緋色「分かったわ...あなたも頑張ってくれないと治らないからね?」

夏姫「瑞哉は頑張る事を忘れた事無いから大丈夫です」

瑞哉「確かに...頑張りっ放しかもしんねぇな...」

緋色「力抜かないと...その内倒れるわよ?」

夏姫「瑞哉が倒れても...私が義妹と支えて行きます」

緋色「妹さんも呼んでちょうだい!!」

夏姫「今すぐ...ですか?」

緋色「そうよ!!」

夏姫「分かりました!!」

<結城国立病院 公衆電話前>
夏姫「美優...出て...」

...プルル...ガチャッ!!

美優「はい!龍垣です!!」

夏姫「美優?」

美優「お義姉ちゃん?どうしたの??」

夏姫「今すぐ結城国立病院に来て!!」

美優「病院ってどういう事?」

夏姫「デート㊥に観覧車が止まっちゃって...それで...」

美優「分かった!!鍵掛けてすぐ行くね!!」

...ガチャッ!!ツーツーツー...

...電話してから30分...美優が到着する...

夏姫「美優!!コッチ!!」

美優「お義姉ちゃん!!」

夏姫「病室まで急ぐわよ!!美優」

美優「うん!!」

<結城国立病院 瑞哉の病室>
...ガラガラガラッ...

美優「お兄ちゃん!!」

瑞哉「おぉ!美優...痴漢には遭わなかったか?」

美優「もう...こんな時に私の心配してないでよ!!」

瑞哉「何言ってんだ!大事な妹の心配せずに居られるか!!こんな状態なら尚更...な」

夏姫「そうよ!美優!!私だって義姉だからそういうの...心配なのよ?」

美優「お兄ちゃん...お義姉ちゃん...ありがとう」

瑞哉「とりあえず...看護士さん...妹も来た事だし...手術の方を...」

緋色「ぃぇ...まだお父さん達が...」

美優「...うわぁーん...」

瑞哉「看護士さん...親父達の話は...」

緋色「えっ?」

瑞哉「親父達は...俺と美優が小さい時に死にました...」

美優「パパ...ママ...」

瑞哉「親父達が死んで以来...俺が美優の父親代わりなんです...」

夏姫「私が...美優の母親代わりなんです...」

緋色「そうだったの...ゴメンね...辛い事思い出させて...」

瑞哉「ぃぇ...話さなければならないと思ってたんで...」

夏姫「美優...ずっと瑞哉と2人だったんだよね?」

瑞哉「親父達が死んでからは...な...」

夏姫「食事とか...どうしてたの?」

瑞哉「外食だったり...美優が作ってくれたり...近所の人が持って来てくれたりとか...色々だったな...」

緋色「外食って?」

瑞哉「俺...カード持ってるんで...」

美優「でも...カードの支払いってどうやってしてるの?」

瑞哉「美優と夏姫には言って無かったな...」

美優「うん...」

夏姫「どうやって支払いしてるの?電気代とか...」

瑞哉「俺さ...学校にバイト許可願い出してっからさ...」

美優「お兄ちゃん...ゴメンね...」

瑞哉「美優が謝る事じゃねぇだろ?親父が死んだ時に決めたんだよ...俺が妹のお前を..一人前の大人にするって...」

夏姫「こんな所で死んじゃダメよ?」

瑞哉「もしもの時は...美優の事...頼むゼ?夏姫」

夏姫「分かったわ!!でも...死なせない!!死なせて堪るモンですか!!」

緋色「こんな所で瑞哉君を死なせたら夏姫ちゃん達に怒られるわね...」

瑞哉「頼むゼ...看護士さん...」

緋色「分かってるわ!!」

...30分後...

緋色「手術を始めます」

医療スタッフ一同「はい!」

緋色「メス!」

卯月「はい!」

...3時間後...

瑞哉「うぅ...」

夏姫「瑞哉!!」

美優「お兄ちゃん!!」

緋色「成功よ!」

夏姫「看護士さん...何とお礼を言えば良いか...」

緋色「仕事だから...それに...」

美優「??」

緋色「あなた達を悲しませてはいけないの...医者として...1人の人間として...ね」

美優「看護士さん...ありがとっ!」

緋色「大変だろうけど...頑張ってね」

夏姫「はい!義妹と瑞哉と共に3人で頑張って行きます」

緋色「夏姫ちゃん...ちょっと...」

夏姫「??」

...夏姫が緋色に連れられて出て行く...

<結城国立病院 瑞哉の病室前>
夏姫「どうしたんですか?看護士さん」

緋色「あなた...お腹に赤ちゃん居るわよ?」

夏姫「えっ...でも最後にしたの2ヵ月くらい前ですよ?」

緋色「でも...事実よ?一応...検査してみる?」

夏姫「はい!お願いします!!」

緋色「じゃあ...コッチ来て」

夏姫「はい」

<結城国立病院 検査室>
緋色「そこのベッドに寝て?」

夏姫「えっ?」

緋色「男の子か女の子か知りたくない?」

夏姫「知りたいです!!」

緋色「じゃあ...寝て?」

夏姫「はい!」

...30分後...

緋色「結果...言うわね?」

夏姫「どっちだったんですか?」

緋色「...女の子よ!おめでとう」

夏姫「瑞哉に教えてあげないと...」

緋色「今は...まだ辞めておいた方が良いと思うわ...」

夏姫「どうしてですか?」

緋色「...退院してから伝えた方がホッとすると思うの...」

夏姫「分かりました!」



















瑞哉の手術は無事成功した...

次回、夏姫に支えられ共に学校へ!!

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<結城国立病院 瑞哉の病室>
瑞哉「...早く外出てぇなぁ...」

...瑞哉が窓越しに空を見上げる...

...夏姫が病室に入って来る...

夏姫「みーずや♡おっはよ~♡」

瑞哉「夏姫...今日はテンション高いな...」

夏姫「邪魔しちゃったならゴメン...でも最近空ばかり見てるでしょ?」

瑞哉「うん...」

夏姫「何か...あるの?」

瑞哉「夏姫との将来の生活を探してる...」

夏姫「瑞哉...私..あなたの許婚で良かった♡」

瑞哉「学校だっけ?支度するよ...」

夏姫「うんっ♡」

瑞哉「クッ!なんで...」

夏姫「どうしたの?瑞哉」

瑞哉「なんで足が動かないんだよ!!」

夏姫「無理に動かしちゃ...」

瑞哉「動け!動けぇ!!」

...ブチッ!という鈍い音がする...

瑞哉「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

...病院中に瑞哉の叫び声が響く...

夏姫「瑞哉!瑞哉!!大丈夫?しっかりして!!」

瑞哉「チックショー!!」

...瑞哉が怒りを込めてナースコールを叩く...

<結城国立病院 ナースステーション>
緋色「どうしました?」

瑞哉「足が...足がぁぁぁぁぁぁ!!ぐわぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

緋色「落ち着いて!隣に許婚の子居るんでしょ?代わって!!」

夏姫「看護士さん!!」

緋色「どうしたの!?」

夏姫「それが...瑞哉...無理矢理足を動かそうとしたら...
いきなりブチッ!っていう鈍い音が...」

緋色「何ですって!!今すぐ行くから待ってなさい!!」

夏姫「はい...」

<結城国立病院 瑞哉の病室>
瑞哉「何で俺がこんな...」

夏姫「もう少しで先生来るから辛抱してよ...」

瑞哉「これじゃあ...バイクを一緒に乗るって夢さえ...」

夏姫「諦めないでよ!瑞哉...」

瑞哉「夏姫...」

夏姫「昔の瑞哉は...すぐに諦めたりしなかった...ううん...私の為に照れる様な賭けにも挑戦してくれたよね?」

瑞哉「確か...小学6年の頃くらいだっけ?」

夏姫「うんっ♡その賭けの後にやり過ぎな部分もあったけど...」

瑞哉「どんな賭けだったかなぁ...」

<5年前 龍神雷天小学校6年2組教室>
悠耶「なぁなぁ皆!」

拓也「何だよ!悠耶!!」

瑞哉「...用件なら手短に済ませ!それが出来ないなら...殴る!!」

悠耶「瑞哉!調子乗ってんじゃねぇ!!」

拓也「自信あるみたいだな...賭けしようぜ?」

悠耶「どんな賭けだよ!」

拓也「自分の事を好きだと思ってる女子に先に告白してキスした方が勝ちだ!」

悠耶「瑞哉!」

瑞哉「...何だ?」

悠耶「夏姫ちゃんは取るなよ?」

瑞哉「なっちゃんはお前の所有物じゃねぇだろ?先...行かせて貰うぜ?」

悠耶「おう!」

...瑞哉が夏姫の元へ行く...

彩奈「夏姫...瑞哉君がアンタの方に真っ直ぐ来るわよ?」

夏姫「へっ?みっくんが?」

彩奈「アンタ...瑞哉君の事好きだったんでしょ?OKしちゃいなよ!!」

夏姫「確かにカッコ良いとは思うけど...私には...」

彩奈「アンタねぇ...」

...瑞哉が夏姫の目の前に来た...

彩奈「夏姫!チャンスよ!!ファイト!」

夏姫「そんな事言われても...」

瑞哉「なっちゃん...」

夏姫「はっ...はい!」

瑞哉「初めて会った時からずっと好きだった...俺で良ければずっと傍に居て欲しい...」

夏姫「えっと...あの...そn..」

瑞哉「チュッ!」

...夏姫が言い終わる前に瑞哉がキスをする...

...瑞哉が悠耶達の所に戻ろうとする...

夏姫「待って!みっくん...」

...夏姫が瑞哉を引き止める...

瑞哉「ん?何?」

夏姫「あの...その...」

彩奈「ハッキリ言いなさいよ!じれったいわねぇ...」

夏姫「私も...あなたが...好きっ♡」

...夏姫が瑞哉に抱き着いてキスをする...

瑞哉と悠耶以外の男子達「ヒューヒュー♪アツいねぇ!お二人さん」

夏姫以外の女子達「夏姫!良かったねっ!」

悠耶「瑞哉!てめぇ!」

瑞哉「失せろ!」

...瑞哉が思いっきり悠耶を蹴り飛ばす...

悠耶「グッハ...」

瑞哉「なっちゃんを所有物扱いしたお前は...こんなモンじゃ済まさねぇ!!」

...瑞哉が悠耶を蹴りまくる...

瑞哉「どうした?まだヤられ足りないのか?」

悠耶「お前なんか...」

瑞哉「そうかいそうかい...もっと苦しみたいのか!」

...瑞哉が悠耶の股間を踏み潰す...

悠耶「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

瑞哉「どうだい?もっと苦しみたい?」

悠耶「嫌だ...助け...て...」

瑞哉「助けろって?嫌だよ!誰がお前なんか助けるか!!ヒャーッヒャッヒャ」

夏姫「みっくんを止めて!」

拓也「あぁなった瑞哉は止められない...君を除いて...ね?」

夏姫「私に止められる訳無い!!」

瑞哉「オラオラオラオラオラオラ!!」

悠耶「や..め...」

瑞哉「嫌だって最初に言ったろ?聞こえなかった?www」

...瑞哉は笑顔で...さも楽しそうに悠耶を甚振る...

悠耶「やめてくれぇ!」

瑞哉「だから嫌だって言ってんじゃん!!よっ!!」

...瑞哉が悠耶の腹に止めと言わんばかりに強烈な膝蹴りをいれる...

悠耶「やっとおわtt...」

瑞哉「終わったと思った?馬鹿だねぇ!アーッハッハッハ」

...瑞哉が頭突きなどを繰り返す...

夏姫「も...もうやめてぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

瑞哉「!!」

拓也「おい...瑞哉?」

瑞哉「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

...瑞哉がその場で頭を抱えて座り込む...

拓也「瑞哉...大丈夫か?」

瑞哉「拓也...俺は...俺は何をしてたんだよ!!教えろよ!教えてくれよ!!」

拓也「お前...覚えてない...のか?」

瑞哉「覚えてないも何もなっちゃんの叫び声で我に返って...」

拓也「...」

瑞哉「我に返る前の事が思い出せなくてよ...賭けで...なっちゃんに告って...それから...」

夏姫「それから...突っ掛かって来た悠耶君相手に...暴走したんだよ?」

瑞哉「お...俺は...そんな事...を?」

拓也「あぁ...そうだ...でも楽しそうな顔してたな...」

彩奈「拓也君!!」

拓也「ゴメン...」

瑞哉「...」

...瑞哉が鞄も持たずに学校から全力疾走で家まで走る...

<瑞哉の家 瑞哉の部屋>
...瑞哉が自分の部屋に駆け込み扉に内側から鍵を掛けて椅子などで誰も入れない様にする...

美優「お兄ちゃん?どうしたの?お兄ちゃん!」

...妹の美優が部屋の外から心配そうに呼んでいる...

瑞哉「ほっといてくれ!」

美優「むぅ!お兄ちゃんの事心配して女の人が来てるんだよ?」

瑞哉「誰だよ?美優!!」

美優「...夏姫って人...上がって貰うからね!」

瑞哉「...」

<瑞哉の家 玄関>
美優「いつも兄がお世話になってます!」

夏姫「ううん...私の方がお兄さんには世話になってるわよ?ぇへっ♪」

美優「兄の部屋の前まで案内します」

夏姫「ありがとね?美優ちゃん」

美優「どうして名前を?」

夏姫「瑞哉君の声...聞こえたから...」

美優「それ!お兄ちゃんの鞄...どうして?」

夏姫「学校に忘れてたから...美優ちゃん...瑞哉君と2人で?」

美優「私とお兄ちゃんが小さい時にお父さんとお母さんは死にました...」

夏姫「ゴメンね...辛い事聞いて...」

...ドドドドドド...ズンガラガッシャーン

夏姫「今の音は?」

美優「お兄ちゃん...また...」

夏姫「また?」

...瑞哉が部屋から出て来る...

瑞哉「...美優」

美優「何?お兄ちゃん...」

瑞哉「買い物...頼む...」

美優「分かった...」























...瑞哉と夏姫はこの後ある事によって同棲生活する事になった...

次回、夏姫と共に学校へ!?

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