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趣味は主に文芸創作ですw
以前よりかは明るくなりましたw
頭痛持ちです
最近は頭痛が酷くなって来ました
アニソン大好きです
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<私立竜泉高校 1年3組教室>
瑞哉「チャッピー...」
山橋「どうした?龍垣...質問か?」
瑞哉「今...何時間目だ?」
山橋「1時間目だが...それがどうかしたか?」
瑞哉「まだ1時間目かよ...ったく...早く昼飯の時間になんねぇかなぁ...」
夏姫「瑞哉...我慢」
瑞哉「久々に授業抜け出そうかねぇ...」
羅武「おっ!良いジャン!!俺は賛同するぜww」
颯人「良いねぇ...スルリとサペスンスってぇの?懐かしいなww」
澪梧「確かにwwなかなか面白そうジャン!!」
絆「俺は嫌だね...アホくさい...わざわざ授業抜け出して何の利益がある訳?」
羅武「んまぁ...絆は放っておいて...」
颯人「4人じゃあ中途半端だし...」
澪梧「かと言って絆をそれだけの為に説得スンのも...」
瑞哉「夏姫!お前も来い!!俺の秘密の場所...教えてやる!」
夏姫「えっ?私?...良いの?」
瑞哉「良いの②!んじゃチャッピー」
山橋「おう!他の先生に見つからない様にな!!」
颯人「さっすがチャッピー!」
羅武「理解があって嬉しいねぇ!!」
澪梧「有り難いってモンだぜw」
夏姫「先生...ゴメンなさい...」
山橋「なぁに...ソイツらの担任になった時から半分諦めてたさww」
瑞哉「夏姫!行こうゼ?...ってか肩かしてくんねぇと歩き辛い...」
夏姫「今行くぅ♡じゃあ先生!また後で!!」
山橋「何なら弁当も持って行け!!」
羅武「マジで!?さっすがチャッピー!!」
颯人「恩に着るゼ!」
澪梧「チャッピー優しいねぇ!」
山橋「早く行かないと巡回の先生が...」
瑞哉「この足で早く行けって?結構無茶な注文だねぇww」
颯人「夏姫ちゃん!俺らも手伝うよ!!」
羅武「そそw俺らの大将がこんな状態なら尚更なw」
澪梧「瑞哉w治ったら担ぎ代請求すっからなww」
瑞哉「澪梧は相変わらずだなぁww」
夏姫「皆...ありがとう!」
...夏姫の顔に笑顔が戻る...
瑞哉「ヤッパ夏姫は笑顔が一番だゼ!」
夏姫「心配掛けてゴメンね?瑞哉」
瑞哉「俺の方こそ...心配掛けたな...」
羅武「大将!そういうのは...秘密の場所とやらに着いてからにしては?」
瑞哉「ヒャッヒャwそうだなww夏姫!ビックリして抱き着くなよ?♡」
夏姫「えっ?う...うんっ♡」
...瑞哉が担がれてから3分後...
<私立竜泉高校 蝶舞う花園(屋上の一角)>
夏姫「わぁ...すっごぉい♡」
瑞哉「此処が...俺の...秘密の場所だ」
羅武「おいおい...此処...お前の私有地かぁ?」
瑞哉「この場所...だけな」
颯人「ヒャーw凄いなぁ...」
澪梧「確かに...」
夏姫「瑞哉...だぁいすきっ♡」
...夏姫が瑞哉に抱き着く...
瑞哉「わわっ...」
...瑞哉が尻餅をつく...
颯人「瑞哉!!」
羅武「瑞哉ッ!!」
澪梧「お...おい!!足...大丈夫か?」
瑞哉「なぁに...夏姫の抱き着きには慣れてるから平気さっ!!」
夏姫「瑞哉ゴメンね...嬉しくってつい...」
瑞哉「平気だって!痛くなったら保健室まで運んでくれりゃ後は...」
??「後は...俺が何とかしてくれる...ってか?」
瑞哉「レイモンド!何で此処に?」
春日「あー...月影だったか?俺は春日霊夜(かすがれいや)だ!」
夏姫「春日先生...えと...調子が悪くなった時は瑞哉共々お願いしますね?」
春日「んまぁ...通称レイモンド...だ」
夏姫「はぁ...」
春日「龍垣!お前...こんな可愛い彼女居るにも関わらず...」
瑞哉「何だよ...」
春日「今まで放課後で俺と夢について語り合うとは何事だ!」
瑞哉「夏姫が転校して来るまでは...だろ?」
春日「お前...たまには彼女を迎えに行くとかそんな事しないのか?」
瑞哉「それと...レイモンド...」
春日「何だ?」
瑞哉「俺がレイモンドと夢について語り合ったのは昼休みだ!!」
春日「そうだったか?」
瑞哉「そうだよ!!放課後は何の迷いも無く夏姫を前の学校まで迎えに行ってたっての...」
夏姫「確かに私が前の学校に通ってた時は...友達に羨ましがられましたけど...」
春日「ほぉ...どういう風に?」
夏姫「えと...カッコ良い彼氏が居るのに一緒に登校出来なくて寂しくないのかとか...」
春日「他には?」
夏姫「えと...私もあんな彼氏が欲しいとか...」
春日「コイツ...見た目より血の気多いのにねぇ...」
瑞哉「放っとけ!レイモンド!!」
春日「他には?」
夏姫「アンタの彼氏って何処でアイドルしてんの?とか...」
颯人「あーっはっはっは!!瑞哉がアイドル?有り得ねぇwwwwwww」
...ガンッ!という鈍い音がする...
瑞哉「っるせぇ!!喧嘩とかこんな口調出さなけりゃ俺も男前なんだよw」
夏姫「瑞哉は何してても男前だよっ♡」
瑞哉「...ありがと...」
春日「お前が照れるなんてな...」
瑞哉「俺だって人間なんだから照れる事だってあるっての!!」
春日「まぁ...一般人より血の気多いけどなww」
颯人「いてぇじゃねぇか!瑞哉ッ!!」
瑞哉「わりぃ②」
羅武「レイモンド...どうして此処に?」
春日「おっと...用件忘れる所だった...」
澪梧「ちょwwwレイモンドもうやべぇんじゃね?」
春日「何か言ったかぁ?山路」
澪梧「べっつに~」
春日「まぁ良い...此処に咲いてる百合を分けて貰いたくてな...」
瑞哉「んだよ...みずくせぇなぁ...」
春日「何故だ?」
瑞哉「此処に入れんのは俺が心の底から信頼してるヤツと一番大切な人だけだっての」
春日「って事は?」
瑞哉「俺はレイモンドの事信用してるし...それに...」
春日「それに何だ?」
瑞哉「森林伐採とか嫌いなんだろ?植物傷つける人間は此処には入れない様になってっからさ...」
春日「それでか...んじゃ遠慮なく分けて貰いたい花を貰ってくぞ?」
瑞哉「ちょい待ち...引っこ抜くのは辞めてくれ...花や土が傷む...」
春日「じゃあどうすれば...」
瑞哉「鋏で切るのも無しな!それこそ植物傷つけたって事で此処に一生入れないから」
夏姫「どうすれば良いの?」
...瑞哉がスコップを取り出して百合と土を丁寧に植木鉢に移し変えている...
春日「器用なモンだな...」
瑞哉「ガーデニングも趣味の一環としてやっててねww」
春日「成る程な...それでか...」
瑞哉「最初は夏姫に好かれたい一身でやってたんだけどね...」
夏姫「そうなの?」
瑞哉「幼稚園の時かな?まだ夏姫が俺の事好きじゃなかった時あったっしょ?」
夏姫「うん...」
瑞哉「夏姫が何好きか考えた時...そういや...よく花壇に居たなぁって...」
夏姫「それで?」
瑞哉「まぁそれがガーデニングのキッカケかな...無我夢中で覚えたよ」
夏姫「覚えたって?」
瑞哉「ガーデニングの事だよ」
夏姫「そういえば...幼稚園のお誕生日会の時に花の本と可愛い花の栞くれたの...瑞哉だったっけ...」
瑞哉「憶えててくれたのか」
夏姫「あの出来事が瑞哉を好きになるキッカケをくれたんだもの♡」
瑞哉「そっか...何か嬉しいな!!」
夏姫「あの栞...まだ持ってるよ♡大切に大切に使ってるよ♡」
授業を抜け出すなんて真似...皆はスンなよ!絶対だぞ?
次回、瑞哉が夏姫の為に2枚目の栞を!?